就学前の子どもたちにとって、大切なのは、文字を書けることでも、読めるようになることでも、数字がわかることでもありません。一番大切なのは遊ぶことです。遊びながら子どもたちは社会性を学び、自律できるようになり、他者への思いやりも身につけていきます。

PONOでは、幼稚園で友達と楽しく遊べるように、少人数で遊んだり、運動しながら気になる行動が少しずつ減っていくような手助けをします。楽しくないと、発達はしません。楽しく遊びながら小さな「できた!」を増やしていきます。

原始反射の抜けを補う

子どもが発達していく段階で、引っかかりがあると、つまづいてしまうことがわかっています。
その引っっかかりが原始反射の抜けです。その引っかかりを、取る、補う、ことでその子の本当の能力が発揮できます。
これまでは脳は一度できあがってしまうと、新生しないというのが定説だったそうです。
でも脳梗塞の患者さんにも、脳の使う部分を変えると新しい細胞ができるという研究もあり、それは子どもたちの発達に不可欠な脳の発達にも刺激を与えれば細胞が新生すると言われているのです。

感覚統合

固有受容覚

この感覚のお陰で無意識のうちに自分の指先から足の裏まで、身体全部の位置がどこにあるのかわかります。
固有受容覚の認識が弱いと、物と自分の距離感がつかめず、怪我をすることが多かったり、人の中に入るのが苦手だったり、
普段の生活に不便なことが多くなります。

前庭覚

身体をまっすぐに保つのに必要な感覚です。
前庭覚がうまく使えないと、姿勢の自動調整が難しい。

無意識を育てる

私たちがこの世界を認識するのは感覚器官を通じて、です。
感覚は身を守ってくれ、学ぶことを助けてくれています。

人間の感覚には意識的感覚(五感)と、無意識的感覚の二つがあります。
無意識感覚には、前庭感覚と固有受容感覚、触覚、内臓覚などがあります。
これらの感覚が統合されていない(過敏もしくは鈍麻)だと、身体のコントロールが難しかったり、
動かし方がつかめなかったりします。
この感覚がうまく繋がると、ことばの発達など高次の脳の動きに関わっていくと考えられています。

じゃあ、どうする?

PONOでは、一人ひとりが違う子ども達のために、まずは子どもの特性を観察し、分析することから始めます。
子どもを熟知しているわたしたちならではの観点から、相応しい療育を選び、行ないます。
一人ひとりが違うのに、みんな同じステップで、同じ流れの教材や療育をシステム化するのはおかしなことです。