<第二回>PONO保護者懇談会

1.自己紹介
2.PONOで行なっている脳幹アプローチによる運動療育についての説明と、ご家庭でぜひやって欲しいマッサージなどについて
3.ご家庭での困りごとを保護者のみなさま同士、先生を交えて懇談。

保護者

きょうだいげんかが激しい。幼稚園では穏やかに過ごしているようだけれど、その反動で家で荒れている。

先生

子どもにとって幼稚園がストレスになることは当然ある。家と違って我慢しなければならないことや譲らなければならないシチュエーションが常だから。親御さんは集団生活で学んで欲しくて幼稚園に入れたはず。その集団生活で穏やかに過ごせているのは立派なこと。
ご家庭で暴れるのは、安心して暴れていいとお子さんが思えているから。安全基地として機能できている証拠。噛むのは絶対にだめ、などのルールを決め、それを破った時には強く叱って欲しい。しっかり目を合わせて。

保護者

話したい欲が強く、言葉足らずで思いを伝えられないようだ。大きく、強い声が出て主張することがある。

先生

PONOで異年齢で過ごす時間では他の子ども達に優しく、お世話してくれて助かっている。自分より小さい子と関わることで言葉で伝えられるようになってきている。

保護者

トイレトレーニングがうまくいかず、1時間おきにトイレに連れて行っているが、まだうまくいかない。自分からトイレに行きたいと言って欲しい。

保護者

子どもは敏感。トイレなんかいい!と割り切り思いきり楽しくさせて過ごしていたら、突然「トイレに行く」と言った。それ以降失敗がない。

先生

言葉が出るようになったら自然とトイレも行けるようになった。大きい方はまだ。。
トイレトレーニング

保護者

夕飯を食べず、おかずばかり食べる。
おやつを食事替わりにしている。
同居している祖父母が与えてしまう。

先生

子育てする時に、同居している方の共通認識、一貫性はどうしても必要。
おやつは添加物が多く、それが発達を阻害する遠因にもなる。
3日くらい水さえ飲んでいれば何も食べなくても死なない!
難しいとは思うけれど、家族会議で協力を頼むことも大事。

保護者

着替えに一時間くらいかかる。着替えモードにならない。

先生

フープや囲いを用意してその中でやってみると意外とうまくいく。
なるべく待ち、手を貸さないようにして欲しい。

保護者

チャイルドシートが苦手で、閉めても逃げ出してしまう。

保護者

PONO号のチャイルドシートは絶対にはずれない。

先生

命を守るものだから、絶対にして欲しい。

保護者

幼稚園にもPONOにも行きたがらない。

先生

来てしまうといつも楽しそうなのに!
おうちの居心地がいいという証拠。
安全基地が確保できていると、気楽に考えて。

保護者

(不要な素材での)工作が好きで、物があふれる。捨てられず、困っている。

保護者

1.寝ているうちに捨てる。
2.保管する場所を決め、ここから溢れたら処分する、という約束をして、子どもに捨てるものを決めさせる。

保護者

切り替えがうまくいかない。
着替えに時間がかかってしまう。

先生

幼稚園でもPONOでも実感タイマーを使って、視覚的に時間が来ることを知らせている。
この赤い部分が減っていく。砂時計は楽しくなってしまってダメ。

保護者

きょうだいげんかが激しい。言葉が未熟なのが原因か。

先生

友達に手を出すことはない。コミュニケーションを少しずつ理解してきている。

保護者

ひとり遊びが好きで、乱されると癇癪をおこす。

先生

癇癪をおこされるからといって、気を遣い過ぎたり、認めることは良くない。
親との(何時までといった)約束の時間を守れるよう、最初の約束をちゃんとしておく。

保護者

待つことが苦手。時間に構わず幼稚園に行きたがる。
イレギュラーなことが苦手。

先生

一日の流れを予め伝えておく。
耳から入る情報よりも、眼で見た方が得意であれば、視覚的にわかるように、絵カードを使って
今日はいつもと違うことを朝のうちに伝える。

保護者

トイレを幼稚園ではしたくない。トイレの感覚がとても長い。
幼稚園から帰って駆け込むこともある。

先生

お医者様にも相談してもらったが、水分が十分摂れていて、汗も出ているようであれば、神経質にならなくてもいいのかもしれない。継続的に観察しましょう。

保護者

言葉の発達がゆっくり。(1語~2語)。排便がトイレで出来ない。イレギュラーなことに対応が難しい。
きょうだいげんかで言葉で言えずにひっかく、噛む。
お風呂が長い。

先生

お子さんによく向き合っているからこそ、こうして悩みがたくさん出てくる。
どれも、時がくればそのうちできるようになるもの。
ひっかいてはいけない、噛んではいけない、などの約束事はきちんとして、破ったらきちんと叱るように。
命の危険があること、約束を破った時はちゃんと叱って欲しい。

保護者

親の顔を見ながらへらへらどこかへ行こうとする。

先生

親への信頼があるからこその行動かもしれないけれど、命の危険に関わることならきっちり叱って欲しい。子どもを危険から守るのは親の仕事。
欧米では子どもから5m離れると虐待、と通報される。

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