一番困っているのは子ども自身
幼稚園は集団生活を学ぶ教育の場で、集団生活が全部一緒にできないわけではないけれど、子どもによっては難しい場面があるという状況。
集団生活で友達や先生からの刺激も絶対に必要だと思う。でも困っている子をなんとか救ってあげたいという思いからPONOの設立を考えるようになりました。
くるくるせずにはいられない、座っていられない、理由があるのです。
集中し続けられないのも、走りだしてしまうのも、偏食も、みんな理由があります。
発達障害(神経発達症)って、じゃあなんだろう?と勉強し始めました。
発達障害(神経発達症)とは
左の図は日本小児神経学会のHPより引用。
発達障害(神経発達症)は図のように、あなたはこれ!と線引きすることが難しく、ただこういう症状があり、そのために困っている、という状況です。
発達障害という名前をつける本質は、
「今、私は困っている」という証明です。それは医療や福祉のサービス利用する時に税金を使うため。誰でも無関係に与えてしまうと、制度が破綻してしまうからです。
発達障害の3つの条件 ※発達障害者支援法、2016
- 脳機能の障害
身体や心に問題はありません。(※そうかな?と思っています。腸内環境や副腎疲労の問題があると考えています) - 低年齢から症状が見られる
大人になってから発達障害にはなりません。 - 症状のせいで今、困っています
困っていなければ診断する必要はありません。
発達障害は脳機能の困難
近年、発達障害の人は、脳の部位の運動が適切にできていない人が多いという研究が広まってきました。
脳は、各部位が言語・視覚・運動・司令塔など役割を分担して担っています。そしてそれらが連動することで複雑な行動が可能になります。
この連動がスムーズにいかないと、様々な困難につながりやすくなります。
脳の発達の土台の感覚発達が不安定で、不十分、または未熟であるから、コミュニケーションや注意集中に困難が生じる。
では脳の各部位の連動をうまくできるようになれば、その子の困難さは軽減するだろう。
発達障害を抱える子どもの感覚の育ちを分析し、適切な発達を促す。
それを、PONOでやろうとしています。