幼稚園に気になる子が増えてきた

ここ10年の間に、幼稚園に通う子ども達の中にちょっと気になる子が増えてきました。

原因はなんだろう?

この子はなぜくるくる回るんだろう?

なぜおしゃべりが止まらないんだろう?

「待って~!」どうしてクラスを
飛び出しちゃうんだろう?

「(早く・・・先生の心の声)着がえよう」
マイペース過ぎるなあ?

白いごはんしか食べられないのはなぜ?

耳をふさいでしまう。。うるさいのかな?

発達の気になる子達の手助けをしたい

幼稚園は集団生活で、発達の気になる子にとっても大事な時間です。クラスの友達からの刺激や、クラスの一員であるという自覚が育っていくので、これは絶対に必要です。
 その子が安全に安心な状態で幼稚園にいることはできるけれど、その子の特性を知ること、生かせること、伸ばすことは幼稚園ではできないのです。
 その子の特性を観察、分析して、必要な療育をするためには、別の施設で専門のスタッフによって手助けしたい、と思いました。そんな思いを抱いてから、3年ほどが経って、やっと実現しそうなところまでたどり着きました。

PONO

さあ、事業所を立ち上げる準備は整ってきた。名称をどうしよう。いくつかの候補の中で、教員達から一番人気があったのが「PONO」でした。

「PONO」の由来は、ハワイ語で
「心身が健やかで調和のとれた状態」
のことだそうです。

Ponoに代わる日本語は難しく、ハワイ語の優しい空気感、とらえどころのない雰囲気、と思いました。

Pono・・・正直さや思いやり、優しさ、本質などを表す言葉。
本来あるべき正しい姿。

心身が健やかで調和の取れた状態を表し、Ponoであると幸せに自然と近づけること、そのために自分の状態をPonoに近づけるよう努力しようという哲学が込められています。家族や周囲の人と良好な関係を築くことをも表すそうです。

4. ここからが大切

療育の事業所を立ち上げて、さてその内容が大切です。色んな療育施設が現在乱立していますので、PONOはかなり後発です。フランチャイズの療育施設も多いけれど、私たちは、効果が出る療育をしたいと考えています。できれば最短コースがいい。
気になる子ども達の行動は千差万別で、同じことがひとつもありません。それは子ども一人ひとりを大切に教育を行なってきた臼井幼稚園の得意分野です。
広い芝生の園庭も、療育に効果抜群の環境です。